古美術 李朝刷毛目丸壺 買取

李朝刷毛目壺です。

ねっとりとした土味ですが存在感あります。

李朝刷毛目とは、李氏朝鮮時代(1392年-1910年)に朝鮮で焼かれた陶磁器の一種です。胎土に白化粧土を塗り、刷毛でさっと拭いたように見えることから、この名がつきました。

李朝刷毛目は、主に忠清南道公州市の鶏竜山麓で焼かれました。鶏竜山は、李氏朝鮮王朝の第4代王・世宗(在位:1418年-1450年)が、朝鮮陶磁器の振興のために、陶工を招聘して開窯した窯場です。

李朝刷毛目は、その素朴で自然な風合いが特徴です。胎土の色がそのまま見えるため、質感や表情が豊かです。また、刷毛の跡がそのまま残されているため、手仕事の温もりが感じられます。

李朝刷毛目は、日本でも高く評価され、茶道具や食器として用いられてきました。特に、桃山時代に活躍した茶人・千利休は、李朝刷毛目を好んで使用したといわれています。

李朝刷毛目の代表的な種類には、以下のようなものがあります。

  • 粉引:白化粧土が全体に塗られたもの
  • 無地刷毛目:白化粧土が高台あたりをかけ残したもの
  • 鉄絵刷毛目:白化粧土の上に鉄絵を施したもの
  • 櫛目刷毛目:刷毛目の中に櫛目が施されたもの

李朝刷毛目は、現在も韓国で生産されています。その独特の風合いは、現代の陶磁器にも受け継がれています。

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