ナンシードーム小花瓶

★ナンシードーム 小花瓶
サイズ 高さ11.8cm 直径6.4cm
状態  美品

初期の作品にはエナメル彩色による絵付けが多く、1910年前後から色ガラスの粉をまぶしつける技法「ヴィトリフィカシオン」を多用して、色彩が複雑に混ざり合う重厚な色調の作品を製造した。また工芸デザイナーのルイ・マジョレル(1859-1926)にデザインを依頼した金具を装着したガラス作品もある。

ドーム兄弟に特徴的な技法としてはアンテルカレール、ヴィトリフィカシオンなどがある。 アンテルカレールは、ガラス素地に絵模様を描いて、さらにガラスをかぶせる技術で模様に奥行きが出る。この技法はドーム兄弟が1899年に特許を取得した。ヴィトリフィカシオンは粉末状にした色ガラスをまぶして再加熱し、素地になじませるもので、ガラスの肌に多くの色を発色させることができる。